朝ネットニュースを漁ってると結構興味深いものが出てきました。
携帯契約の本人確認、マイナンバーカードの読み取り義務化へ 運転免許証などの券面確認は「廃止」https://news.livedoor.com/article/detail/26620825/
ライブドアニュースさんより、携帯契約の本人確認として券面が使えなくなると。
なかなか思い切ったことをやると同時に、ちょっとした思い出があるので、ネタにしました
思い出
実は僕は大学生のころ、携帯電話の販売員のバイトをしてました。
ドコモauボーダフォン等、全部のキャリアを扱う総合系の店舗でした。
まぁ、かっこよく言えば総合系ですが、その実デパートの売り場に居を構えているあそこですね。
新規、機種変更、一部は修理受付までなんか一通り覚えさせられた記憶です。
当然契約前には本人確認書類を求めるのもお仕事のうち。とはいえこれが面倒くさい。
運転免許証はそれ単体でことを成していたので問題はなかったのですが、問題は保険証。
ちょうど制度改革が起こってた時期だったので、保険証だけで受付が出来なくて、結構なお客さんをお断りしました。
「前はできたのに」みたいな意見もたくさんもらいましたね。
ちなみに、当時の制度的に保険証は公共料金の領収書がセットで本人確認出来ました。
でも、領収書なのに、請求書持ってこられたり、保険証と住所が違ったりすると駄目ですし、領収書の名義と保険証の名義が違うのもよくある話でした。なので、面倒くさいというのが正直な感想でしたね。
なので、実状としてはほぼ免許証一本みたいな感じはありました。
奥様が免許証持ってない?なら旦那さんの名義で作りませんか?みたいな感じでしたし。
そこいらへんが有無を言わさずマイナンバー一本となるのであれば、現場的にはありがたいのでしょうか
(とはいえ設備調整が間に合うのか)
マイナンバーカード
そんなニュースを見ていると、いずれ色んな身元証明書類がマイナンバーに置き換わる日が来るのかなとも思います。
行政書士の立場としては、(公的機関の要請で)作成支援なども行っていた都合上、皆さん作りましょう言うべきでしょうか。
もとい、マイナンバーってすでに番号振り分けはされていて、それをカード化するかどうかの話なので、個人的には作っといたらいいんじゃないかなというのが正直なところです。
対岸の火事ではない
携帯屋さん大変だなという話では終わらないのがこの話。
結局、一番身近で悪用されやすい携帯電話が一番初めの規制になったという話で、今後の身元確認はマイナンバーでが主流になるとすれば、僕たち行政書士も他人事ではないないと。
僕たちも依頼を請ける前には本人確認が義務ですからね。
それこそ、以前のコロナ禍給付金のあれこれは、結構免許証で確認はしましたが、将来的にマイナンバー読み取って終わり…というか、読み取る設備を準備する必要が出てくるのでしょうか。
おわりに~思い出しついで~
この話を構成するにあたり、むかしむかしのバイト風景を思い出してたのですが、よくよく考えてみると、このころと今とで、そんなにやってることが変わらない。
この書類がいりますよ、ありません?じゃあこうしますか?
この契約のこの部分気を付けてくださいね。わかったらサインください。
こんなことを今も昔もやっているというのが現状。
特に当時は携帯電話の割賦販売サービスが始まったころだったので、説明がクッソ慎重にやらざるを得ませんでした。
今まで買い切り1円の世界が、2年使って5万円の世界に変わりましたから。しかも途中で機種変更すると負債が残る仕様。
あ、ソフトバンクが創業祭とかでゴールドプランとか打ち出して、通話無料と思いきや特定の時間が…ってのもありましたね。あそこの説明本当に難しかった。
iPhoneが流入してきたのもこのころ。PCないと使えませんとか、メール制度のややっこしさとか(当時はソフトバンクドメインメールなどが使えなかった)
あと、お子様の携帯デビューにパケット定額つけるかどうか、がやがやしてる親子。これは結構微笑ましかった。
今は使いすぎても低速になるだけですが、当時は数万単位の請求が来ましたからね。
そもそもパケットってなんやねん…の説明もしてました。お肉のgと同じですって。
こうやって、専門的でわかりにくいことを何のかんの翻訳して契約に結び付けるという作業自体は昔取ったなんと屋良だったんだなと思いだしつつ、今回は終わりたいと思います。
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